関関同立学費バトル――家計にやさしい関大、コスパの同志社

投稿者: | 2018年3月31日

本学は、関関同立の一大学として一般に広く知られている。この大学群は学業以外でも競い合い、スポーツにおいても各大学同士の戦いは「関関同立戦」と称される。

大学に入学すると入学金、授業料、設備費、諸会費等を納付しなければならない。入学金は初年度のみだが、ほとんどの大学では同額の授業料を毎年、納入しなければならない。卒業まで4年間の学費を算出するとけっして安くない出費だ。

では、各大学の学費における「関関同立戦」を開催すると結果はどうなるだろうか。合わせて、各大学OBの平均年収を比較し、費用対効果を検証する。

表①は、関関同立に共通する法学部法学科の4年間の学費をまとめたものである。

まず、初年次学費をみると、立命館大、関西大、関西学院大、同志社大の順に高額になる。また、関西大と関西学院大の間に、5万円と大きなギャップがある。よって、立命館大、関西大は比較的家計にやさしい。

次に、各大学、4年間の合計学費を比較すると、これもまた、同じ順で高額になっていく。一番高額な同志社大と低額な立命館大には23万4400円もの差異があり、4年間を見通した大学選びが重要になる。また、初年度学費において、9千円ほどの差しかなかった同志社大と関西学院大だが、四年間を通すと8万4千円の金額差があることがわかる。これは、1992年に決定された「一括明示漸増方式)学費スライド制)」により、学年が上がるごとに学費が上がる特殊な学費制度を同志社大が導入しているためである。

表②は各大学ごとの平均年収である。ここでは、同志社大、関西大、関西学院大、立命館大の順で平均年収が高く、本学が頭一つ抜けている。本学は、学費こそ高額ではあるが平均年収が関関同立内では最も高く、学費に見合う費用対効果、自分自身の将来の投資として有用であることがわかる。また、関西大は学費が比較的低額でありながら、良い収入が得られることがわかる。 逆に、関西学院大は、学費に対しての費用対効果があまりよくない。立命館大は学費は低額だが、平均年収も比較的低額であることがわかる。

今回の「関関同立戦」の結果は、各大学引き分けであろう。なお、平均年収のデータはDODA転職支援サービスのホワイトカラー系職種の男女(21~59歳)を調査対象としたものであり、年齢のばらつき、転職希望者など偏りがあり、データとしての不正確さは否めない点はご了承いただきたい。

だが今後も、西日本の有名私立大学同士、互いを高め合っていくだろう。どの大学も甲乙つけがたい。   【中島大地】