悪意ある「もりかけ」報道 岡山理科大生、マスコミ不信

投稿者: | 2018年1月27日

昨年、獣医学部の新設をめぐって、加計学園は新聞やテレビを中心にさまざまなマスコミの批判にさらされた。渦中の岡山理科大学に通う学生は、報道をどのように感じていたのだろうか。同大学2回生の林たかしさん(20)に話を聞いた。

マスコミは、以前までは情報収集のために必要な存在だと感じていたが、加計学園に関する報道で印象はかなり悪くなった。理由は二つある。

一つ目は、罪のない学生たちがマスコミの報道によって多くの実害を受けたからである。例えば、大学へのネガティヴイメージによって就職活動をしている学生が、これまでなら採用されていた企業に門前払いをされた。森友学園と加計学園をめぐる問題は全く性質が異なるにもかかわらず、多くの国民は混同しており、加計学園と聞くだけで拒絶を受けた。これはマスコミが「もりかけ」と呼ぶことで同じ性質の疑惑という印象を植え付けたからである。また獣医学部設置

構内には取材の禁止を伝える掲示も

の認可を遅らせたことによって、受験生へ精神的被害を負わせたことも許せない。

二つ目は、マスコミは自身の主張に好都合な情報しか流さないからである。例えば「報道ステーション」では、獣医学部設置に関して京都産業大学が文科省に提出した文章と比較し、商工会議所の職員が内部のやりとりのために作った加計学園に関する文章を「稚拙」と批判した。このように、マスコミは岡山理科大学のイメージを低下させる報道をしてきたのである。

こうした経緯があったため、今期の岡山理科大学獣医学部の倍率は低くなると予想されていたが、推薦入試だけでも32倍と、とても高い。西日本では獣医学部が必要とされている現状の表れともいえる。

私自身、大学の馬術部の活動で、獣医に馬を診てもらうために2週間待たなければならなかった。少しでも多くのマスコミに獣医が足りていないという現状を取り上げて欲しかったと思う。【聞き手・塩野雄基】