学生会館一日閉鎖 自治の歴史に汚点

投稿者: | 2017年11月22日

学生会館内で相次いだ粗大ごみの不法投棄への処分として、学友団執行委員会は10月6日、学生会館を終日閉鎖した。学友団に所属するすべての団体へ無差別に科される処分は極めて異例。当日は、処分に反発した学生らが学生支援課へ抗議文を提出するなどの混乱が見られた。一方、實貴雄執行委員長(法・3)は今回の処分について「正当な理由の下で行った」と話している。

処分の決定過程

公認団体の各ブロックから選出された評議員で構成する学友団会議は9月27日、第4回会議において「10月6日金曜日から学生会館全館利用停止を行う」とする処分内容を賛成多数で可決した。学友団会議の執行機関である執行委は決定を受けて9月29日、公認団体の代表者にメールで内容を通知。当日はやむを得ない場合を除き、学生会館への立ち入りを禁じた。

しかし、通知の文面が誤解を招いた。実際のメールには「処分が科されることとなりました」と書かれていたため、学生自治の運動を展開している一部の学生は、「支援課(大学側)による処分」と解釈し、反発。当日は抗議のために学生会館の中庭に集合し、「同志社の学生自治について考える会」の結成を宣言した。

代表の藪馨氏(政策・1)らは引き続いて寒梅館へ移動し、支援課に抗議文を提出。その後、両者は協議。同団体のツイッターによれば、来年4月以降は登録団体として活動を継続していく方針という。

今回のように、全団体が無差別に処分された例はこれまでにない。實執行委員長は本局の取材に対し、「学生会館は、大学から借り受けて学友団が管理しているもの」「正当な理由で行った」と述べ、理解を求めた。

最終的に過去最大級の処分に至ったことを受けて執行委は、再び不法投棄が発生しないよう対策を検討。現在、執行委の管理する倉庫へ各団体からの粗大ごみをいったん集め、年2回のごみ回収日にまとめて廃棄するシステムを準備中で、年内の完成を目指している。

【銘苅拓也、高橋 翼】

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