生活変えるAR グーグル、新プラットフォーム発表

投稿者: | 2017年9月27日

8月29日、米グーグルがアンドロイド搭載スマートフォン向けAR(拡張現実)プラットフォームの「ARCore」を発表した。すでに米アップルが6月にiOS向けの「ARKit」をリリースしていたが、グーグルはそれを追いかける形だ。これらARプラットフォームがあれば、開発者はARアプリをより簡単に作れるようになる。
ARとは、スマートフォンの画面上で現実世界にバーチャルなモノを映し出す技術だ。「ポケモンGO」で遊んだことがあれば、どんな技術か想像がつくだろう。椅子や机の上にポケモンがいるのを見て興奮した人も多いのでは。ARには現実とバーチャルが入り乱れる面白さがある。
今まで成功したARアプリが「ポケモンGO」しかなかったために、ゲーム業界しか賑わっていないと思いがちだ。だが、これから先はより実用的なARアプリが増えていくだろう。
例えば家具量販店のイケアのカタログアプリでは、自分の部屋に目当ての家具を置いて見ることができる。「家具が自分の部屋に合うか」「そもそも置けるのか」といった家具選びの問題がすべて解決される。イケアは現在、アップルと共同で新しいカタログアプリを開発中だ。
こうしたARアプリをより手軽に作れる環境が、iOSとアンドロイドの両方にできた意義は大きい。ビジネスとしてiOSのみの展開では不安だという企業も、ほとんどのスマートフォンをカバーできるようになったことで開発に乗り出しやすくなった。
ARCoreの対応機種はまだ限られているが、これから大きく増えていくだろう。すべてのスマートフォンでARを楽しむことができる未来は、すぐそこまで来ている。       【細田純也】