ドイツ 個人の自由が第一 制服なし・離婚頻発

投稿者: | 2017年9月27日

ドイツ人と日本人は似ているとよく耳にする。他のヨーロッパ諸国の人よりも規則正しく、真面目であることがそんな印象を強めているのかもしれない。しかし、ヨーロッパにある国と極東の島国の国民性が本当に似ているのだろうか。私がドイツ南部のミュンヘン大学に1か月弱留学していた経験から、紐解く。
日本との違いを強く感じたのが、学生の制服だ。ドイツでも警官などは制服を着ているが、学校で制服を着ることはほぼない。理由をドイツ人に聞いたところ、ナチスを連想させるからだという。日本では、帰属意識を高め、どこの集団なのかを明確にするために多くの学校で制服が用いられている。一方、ドイツではナチスによる統制の反発からか、個人の自由を特に大切にする。
その精神は男女間にも適応される。ドイツでは離婚率が非常に高く50%を超える。また、結婚していても子供がいなければ同じ家にはあまり住まない。日本では別居だなどと騒ぎ立てるが、ドイツ人からしてみれば別居していないとお互いの自由が侵害され喧嘩になってしまうのだ。


私はこれ以外にも様々なドイツの素顔を実際に見て、ドイツ人と日本人が似ているとは到底思えなくなってしまった。確かに似ている面もあるが、それは一面に過ぎず理由も異なる。まさに百聞は一見にしかず。もし興味がわいたなら、私の記事を鵜呑みにせずドイツ行きの航空券を買ってほしい。  【樋口知行】