フェリーの魅力、再発見! 難波~徳島2000円

投稿者: | 2017年9月27日

洋上を漂う船。姿を見ることはあっても、乗船することはあまりないのではないだろうか。鉄道や道路、飛行機が発達した現代で、船は選択肢から外されがちだ。
そんな時勢の中、気軽に、さらに便利に船旅を楽しめるのが、和歌山と徳島を結ぶ南海フェリーだ。1998年の明石海峡大橋の開通で利用者が減少したが、それでも年間約25万人が利用している。親会社の南海電鉄は、難波駅から電車賃・船賃込で片道2000円の「とくしま好きっぷ」を販売。同区間での高速バスは、学割を使っても2980円であることを考えると、かなり割安だ。
船内はカーペット敷きで、横になることもできる。円で囲んで座ることができるため、グループ旅行でも全員で楽しめる。座席も用意されており、テレビを見ることも可能。屋外に出れば、潮風を浴びながら、さんさんと輝く紀伊水道の風景を満喫できる。広いスペースで思い思いに過ごせるのが、船旅の利点だ。
渋滞もなく、大型連休期間でも時間が読みやすい。南海電鉄と一体化した運行で、和歌山港での乗り換えは待ち時間がなく、スムーズだ。


注意点は、船独特の揺れが激しく、乗り物酔いを起こしやすいことだ。電車からの乗り換えも必要で、直通バスに比べると手間が多い。そのことを考慮して荷物をまとめなければならない。
船上からはもちろん、南海線も海のそばを走ることから、道中は海の美しさを改めて感じ、開放的な気持ちになる。水平線の先に徳島の山並みが見えたときの高揚感もひとしおだ。片道2000円で、ちょっとしたクルーズ気分の旅を楽しんでみては。 【高橋 翼】