ぶらり御所さんぽ 御座を守る鳶色の宮殿

投稿者: | 2017年7月12日

古来、重要儀式が催された紫宸殿

 

入学して3か月余り。私は本学から徒歩1分もかからない京都御所をよく訪れる。京都御所は1331年から1869年まで歴代天皇が居住し公務や儀式を行ってきた歴史的舞台だ。公開時間は4月から8月は9時から17時まで、9月から3月は9時から16時半まで予約不要で一般公開されている。

中に入ると日本人観光客だけでなく外国人観光客も多く見かける。英語、中国語、韓国語など様々な言葉が飛び交い、落ち着いた建物とは対照的に活気がある。

御所には様々な格式のある建物が並ぶ。なかでも注目したいのが鳶色の宮殿、紫宸殿だ。ここは歴代天皇が即位の礼を行った場所であり明治維新後、天皇が東京に遷都した後も明治、大正、昭和天皇らが一連の儀式を行っていた御所内部で最も格式の高い場所だ。

内部には天皇と皇后の御座である「高御座」と「御帳台」が置かれている。この二つは大正、昭和の即位の礼で使用され、今上天皇即位の際には解体して皇居宮殿に運ばれた。

残念ながら中に入ることは出来ず、遠くから内部を確認することは出来なかったが、紫宸殿全体を見ることは可能であるため、ぜひ見てほしい。

その他にも天皇の日常の住まいで政治や神事の重要地であった清涼殿。公家や将軍家の使者の控えの間で「虎の間」「鶴の間」「桜の間」を備える諸大夫の間。

四季折々に姿を変える回遊式庭園の御庭池など見どころのある建物や庭園が並び飽きさせない。

日本人の伝統的な建築物を存分に堪能でき、日本の天皇制の歴史やその存在の大きさを実感できる御所にぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。      【萩原弘己】