挑発繰り返す北朝鮮 非核化の糸口は?

投稿者: | 2017年5月24日

4月5日午前6時42分頃、4月29日午前5時30分頃に北朝鮮は各1発の弾道ミサイルを発射した。ミサイルはそれぞれ北朝鮮の東岸沖と北朝鮮内陸部に落下し、どちらも我が国の排他的経済水域に落ちることはなかった。

北朝鮮が挑発行為を激化させている原因はなんなのであろうか。いくつかの原因が考えられるが、最も大きな原因はアメリカの対北朝鮮政策の転換であると考えられる。オバマ氏からトランプ氏に政権が移り、対北朝鮮政策に大きな転換があった。オバマ氏は北朝鮮が非核化に向けて取り組まなければ交渉に応じないという、戦略的忍耐政策をとっていた。こうした軍事力によらない政策はイランの核合意では一定の成果を収めたが、北朝鮮においては核開発を放置しかえって助長する結果となってしまった。対してトランプ氏は、北朝鮮が非核化に向けて取り組まなければ軍事力で応じるという政策に転換した。

北朝鮮は核兵器を保有するのは、アメリカの敵対政策に対抗するためであると一貫して主張している。アメリカが北朝鮮への敵対政策を解除して核兵器を放棄するならば、北朝鮮も核兵器を放棄するとも発言している。しかし、トランプ氏の政策は北朝鮮の主張と真っ向から対立するものであるため、威嚇の意味を込めて一連のミサイル発射を行ったと考えられる。どちらかが核を捨てるまで続くチキンレースになるか、核戦争になるかは今後の両者の出方次第である。   【笠井貴晶】

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