〔新聞局今昔〕第2回 学友会から学友団へ

投稿者: | 2017年5月24日

2004年4月、本学における「学生自治」のあり方が大きく変わる出来事があった。学友会の解散である。

学友会とは、サークルなどの課外活動を取りまとめていた団体で、各学部に設置されていた自治会を含め、本学における学生自治組織として存在していた。大学運営に学生の意見を反映させることを第一の目的とし、学費やカリキュラムにおいて一定の成果を挙げたとされる。

しかし文系学部の一部講義が京田辺キャンパスへ移転したことなどで、学年間での活動の継承に行き詰まり、規模が縮小。自治会委員選挙の投票率も低下するなど、一般学生との温度差が目立つようになっていた。ついには03年12月に永久解散を決定。サークル活動の所管は、新たに結成された学友団が担うことになった。

学友団は学友会と決定的に異なり、大学側の機関である学生支援課の管理下にある。また学友団は公認団体のみを管理する点でも違いがある。集会届や部員名簿の提出先が学友会から支援課に変更になったのが一例だ。このことからわかるように、サークルに関わる事務活動を大学が行うようなった。これは解散直前の学友会が、少数の学生に活動の負担と責任が集中していたことを問題視したためだと考えられる。

改めて当時の本紙を振り返ると、これらの決定は「学生自治」に対する意識の低下という問題を、先送りにしているとの印象を受ける。本紙19号にも「円滑なサークル活動のための環境を勝ち取る姿勢を身に着けたい」との言葉がある。現在、私たちを取り巻く環境を見渡し、問題の「解」として正しいものであるのか、考えていく必要がある。【高橋 翼】

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