ワイワイお盆 メキシコ「死者の日」

投稿者: | 2016年12月16日

%e3%83%af%e3%82%a4%e3%83%af%e3%82%a4%e3%81%8a%e7%9b%86人間はしばしば過去を振り返る。それは時に私たちの周りにかつていた今は亡き人や祖先であったりする。世界には死者に対する行事が多くあるが、宗教や文化の違いにより形は様々である。そのような行事の一つにメキシコの「死者の日」というものがあるのだが、ご存じだろうか?

10月31日から11月2日までの3日間とされており、1日に子供の魂、2日に大人の魂が返ってくるとされている。日本のお盆と似ているように感じるかもしれないが決定的な違いがある。それは、メキシコの「死者の日」はあくまで陽気に明るく亡き人を想う日であり一種のお祭りであることだ。先祖のお墓にオフレンダという華やかな祭壇を作り、周りには鮮やかなオレンジ色のマリーゴールドが多く彩られる。伝統的にメキシコでは祖先の骸骨を飾る習慣がかつて存在していた。そのため骸骨をモチーフにしたカラフルな雑貨や食べ物が特徴的であり、多彩で個性的な骸骨に仮装している人々もいる。

2003年には「死者に捧げる原住民の祭礼」としてユネスコの無形文化遺産に登録され、伝統性や文化性が世界的にも保護されるものとなった。新しい人との出会いがあるなかでふと立ち止まり、亡き人を盛大に思いしのぶ日があるのもいいのではないだろうか。【藤原慧実】