〔第三の創刊〕(上) ニュースサイト開設へ

投稿者: | 2016年12月16日

 %e7%ac%ac%e4%b8%89%e3%81%ae%e5%89%b5%e5%88%8a%ef%bc%88%e4%b8%8a%ef%bc%89本局は10月16日、編集会議においてニュースサイト「ウェブ版同志社学生新聞(仮称)」の開設を決定した。12月から始まる試験運用期間を経て、来年4月1日より正式に開始する予定。サイトには本紙掲載記事のほか、映像や複数の画像を使ったウェブならではの限定記事、意見を募るフォームなどを配することで、読者にとってさらに親しみやすいメディアを構築していく方針だ。この連載では3回にわたってウェブ版の全貌を解説する。

 1946年の創立以降、本局は2度歴史的な「創刊」を経験した。1度目は創立当初から97年まで発行された旧「同志社學生新聞」で、戦後の学生の自治と地位向上において重要な役割を果たした。2度目は2002年「同志社かわら版」で、一時は力を失った本局を再興し現在まで続く報道体制を確立した。そして今回が「第三の創刊」。IT化によって新聞離れした学生と共にオンラインで新たな「学生のための言論空間」を作り上げるのが目標だ。

実はこれまでにも、本局は何度かオンラインで記事の配信を試みたことがある。情報化社会に対応し、パソコンで情報を提供するのが目的だった。だがいずれも運営体制を確立できず失敗に終わった。

それにもかかわらず本局がウェブ版の開設に踏み切ったのは、紙の新聞がもはや学生という読者のニーズにそぐわないためだ。配布しきれずBOXに積もった新聞の山は、情報の送り手と受け手の間に生じたズレを如実に物語る。一方的に情報を掲載するばかりの新聞と、自らも発言力を持つネットを好む読者のすれ違い。メディアが両者のコミュニケーションで成り立つ以上、現状を看過することはできなかった。

新たな時代の幕開け。今年創立70年目を迎えた本局は今、これまで以上に親しまれるメディアへと生まれ変わるために大きな一歩を踏み出す。【銘苅拓也】